映画

「ひまわり」



古い映画だ。まだ第二次世界大戦の記憶が生々しく残っていた時代だ。

ロシアの大地。出征した夫の消息を追っていったソフィア・ローレンの前に

カメラがずっと引いていくと、戦死者の墓標が山いっぱいに埋め尽くしている光景があった。

「ひまわり」で忘れられないシーン。

この痛みを、もっと広く、もっと深く、もっと強く、抱きしめていたら

世界はもう少し、悲惨さを減らすことができていたのではないか。

パレスチナ1948 NAKBA

見てきました。書きたいこと、たくさんあるのに胸が詰まって辛いです。
「実録・連合赤軍」についてもなんにも書いてないし。
稲田や有村についても糾弾したいし。

稲田は「百人斬り」将校の処刑後の写真を雑誌『WILL』に勝手にのせて、「百人斬り」訴訟の原告団からも抗議を受けてるらしい。
有村はなんと桜田門外で井伊直弼を斬った薩摩藩士有村次左衛門の子孫だそうな。

映画ふたつ

campaign_1-2.jpg 「選挙」

まさに今の時期にピッタリな映画。
ナレーションも音楽もないんだけど、まさに淡々たるドキュメンタリーといった風でこれがいい。

アンチ与党の人は見ておいたほうがいいですよ。
「そこまでするか」と笑える場面は多々あるけれど、経験に裏打ちされた票獲得のための技術と、組織総体の候補者を勝たせる執念は、決して侮れません。ただ投票に行くだけの人間には絶対わからないでしょう。
そしてこれが、長らく日本の政治権力構造を形成してきた根底のプロセスなのです。

「多数派」獲得のための経験・方法の集積が示されているという点で、これは日本社会の縮図ともいえます。
世界で広く公開されたら、これは「日本」理解の非常によい作品になると思いますよ。皮肉ではなくて。


えっと、それから「コマンダンテ」も観に行っちゃったんだけど、これはキューバ史にある程度なじんでいないと、少し厳しいかも。

パッチギ!L&P いくつか

「私の父は1924年チェジュド(済州島)で生まれました・・・」というセリフに泣いたわけよ。
その冒頭の言葉でどれだけ理解できる?
瞬間的に理解できなきゃダメだよ、私たちは。それくらいの知識がないといけない。

「在日だなんてカンケーないよ。同じ人間だろ?」なんてのもダメ。
ワタシはあなたが被ってきた苦しみには興味ありません、って言ってるようなもの。
善意の無理解ほど人を奈落の底に突き落とす。

そのひと言を言い出すのに、どれだけの煩悶と勇気を必要とすることか、ということ。
それを我々の社会は、未だに彼らに強いているという現状。

情けなくてもいいから生き延びて・・・というのもグッときたさあ。
美しい特攻死よりもねぇ、私は特攻の生き残りとか、原爆の生存者とか、ホロコースト・サバイバーのほうに感情移入しちゃうんだ。
生き残った人間が苦しまなければいけない世界なんてオカシイんだ。
「あなたが生きててよかった」と肯定される。そこで流す涙より貴いものは、この世には存在しない。


と、まとまった感想文が書けない代わりに、最低限言っておきたかったことを記しておく。



先週はひさしぶりに集会へ行って、米軍再編とか韓国の基地問題の話も聞いてきたのに、なんとなく書く機会を失してしまった。沖縄の事態も急を告げていて、それについてもホントは書かなきゃいけないし。

って、あまり自分を追い詰めるのはよくないけど。少し反省するフリをしてみる。

パッチギ!L&P

このへんのレビューを見ると、いかに井筒監督がいわゆるネット右翼から憎まれているかがよくわかる。

http://movie.goo.ne.jp/review/movie/MOVCSTD10613/index.html?flash=1

よってたかって評価の平均点を下げようとしている。なかには作品を見ずに0点の評価を下す輩も(笑)
映画人のなかではもっとも勇敢に闘っている故だろう。こういう人こそ尊敬に値する人である。

ああ、映評を書かねば・・・
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