時代の証言者〈11〉「ヒットメーカー」阿久悠 (読売ぶっくれっと)
時代の証言者〈11〉「ヒットメーカー」阿久悠 (読売ぶっくれっと)
読売新聞解説部

きょうはまた、暑さが厳しかったので、近くのファミレスで本を読んでいました。ちょっと前に買っといたものだけど、読まないでいたらご本人が先に亡くなってしまったのです。
思えばこの人の歌詞を聞いて、70年代に中学・高校生だった我々の世代は育ったのでした。阿久悠は「歌謡曲」の時代を創ったとすらいえるのかもしれません。なんだかこの頃の時代の日本がいちばん幸せだったと思えてしまうのは、自分の10代と重なっていたせいだけなのか・・・

彼はマンガ家の上村一夫とも親しかったのですね。上村の自伝的作品「関東平野」のなかにも阿久悠が登場しています。「昭和の絵師」と天才作詞家のコラボは、恍惚となるような傑作を生み出しました。



「青春はわすれもの 過ぎてから気がつく」 なんて言葉の魔術にシビれてしまいますわ~

社会科学やら「運動」やらではなく、言葉の芸術を中心に自分を鍛えてこられたらよかったなと、本当は思うのでございます。



ちなみに岩崎宏美も好きだったりする(ボソ)