退職勧奨:「子の障害」も例示した文書を通知 都教育庁
校長らの勧めに応じて教職員を早期退職すれば退職金を割り増す制度をめぐり、東京都教育庁が退職を勧めるケースとして、「子の障害」などを例示した文書を市区町村教委や都立高校などに通知していることが分かった。厚生労働省は職業と家庭の両立を目的とする育児介護休業法の趣旨に照らし「好ましくない」と指摘し、学校現場や識者からは「介護を抱え全時間出勤できない教員は不要ということか」と疑問の声が上がっている。
通知では、対象の教職員に退職を勧める理由として「疾病」「介護・育児」を挙げている。Q&Aでは「育児」の具体例として、「3歳以上の子供の場合で、育児を手伝ってくれる家族等がおらず、本人が育児を行わなくてはならない場合」「子に先天的、後天的な障害がある等、育児に特段の事情がある場合」と明記した。
こりゃーひでぇや。障害児を育てる教員は辞めろと?
「(知的障害者に対して)人格あるのかね」とのたまうボスに仕えると、組織もそうなっていくのかね。
校長先生は「これはおかしい!」って抗議はしないのかな。
命令に服従するのが教育者の資質なのかしらん。
ルポライター・鎌田慧さんの話 「子どもの障害」などを勧奨理由に挙げるのは、民間企業でも聞いたことがない。労働者の人権や権利意識がなく、障害者差別にもつながるのではないか。都教育庁は日の丸・君が代の問題でも力任せの行政をしており、あらゆる面で逸脱している。
校長らの勧めに応じて教職員を早期退職すれば退職金を割り増す制度をめぐり、東京都教育庁が退職を勧めるケースとして、「子の障害」などを例示した文書を市区町村教委や都立高校などに通知していることが分かった。厚生労働省は職業と家庭の両立を目的とする育児介護休業法の趣旨に照らし「好ましくない」と指摘し、学校現場や識者からは「介護を抱え全時間出勤できない教員は不要ということか」と疑問の声が上がっている。
通知では、対象の教職員に退職を勧める理由として「疾病」「介護・育児」を挙げている。Q&Aでは「育児」の具体例として、「3歳以上の子供の場合で、育児を手伝ってくれる家族等がおらず、本人が育児を行わなくてはならない場合」「子に先天的、後天的な障害がある等、育児に特段の事情がある場合」と明記した。
こりゃーひでぇや。障害児を育てる教員は辞めろと?
「(知的障害者に対して)人格あるのかね」とのたまうボスに仕えると、組織もそうなっていくのかね。
校長先生は「これはおかしい!」って抗議はしないのかな。
命令に服従するのが教育者の資質なのかしらん。
ルポライター・鎌田慧さんの話 「子どもの障害」などを勧奨理由に挙げるのは、民間企業でも聞いたことがない。労働者の人権や権利意識がなく、障害者差別にもつながるのではないか。都教育庁は日の丸・君が代の問題でも力任せの行政をしており、あらゆる面で逸脱している。
http://www.nhk.or.jp/hot/2007/0710/index.html
番組中特に印象的だったのでは、作業所の朝の始業ミーティングで、従業員(患者)がその日の自分の体調と、それに照らして自分が今日1日何時間勤務可能か予想して申告する場面でした。
作業所の性質上不可欠なことなのでしょうけど、いわゆる「健常者」も含めて敷衍すれば、様々な事情を抱えた働き手がその職場でどのような条件で働くべきかの決定権は、本来働き手本人にあるのだという原則を教えてくれているような気がします。この記事のような話を聞くと余計そう考えさせられます。
それにしても、「子の障害」を早期退職勧奨の理由に想定しているような集団が、「障害のある子」もいる社会(というものを前もって学習する場としての学校)についてどんな「教育」をしようというんでしょうか?