「選挙」
まさに今の時期にピッタリな映画。
ナレーションも音楽もないんだけど、まさに淡々たるドキュメンタリーといった風でこれがいい。
アンチ与党の人は見ておいたほうがいいですよ。
「そこまでするか」と笑える場面は多々あるけれど、経験に裏打ちされた票獲得のための技術と、組織総体の候補者を勝たせる執念は、決して侮れません。ただ投票に行くだけの人間には絶対わからないでしょう。
そしてこれが、長らく日本の政治権力構造を形成してきた根底のプロセスなのです。
「多数派」獲得のための経験・方法の集積が示されているという点で、これは日本社会の縮図ともいえます。
世界で広く公開されたら、これは「日本」理解の非常によい作品になると思いますよ。皮肉ではなくて。
えっと、それから「コマンダンテ」も観に行っちゃったんだけど、これはキューバ史にある程度なじんでいないと、少し厳しいかも。
まさに今の時期にピッタリな映画。
ナレーションも音楽もないんだけど、まさに淡々たるドキュメンタリーといった風でこれがいい。
アンチ与党の人は見ておいたほうがいいですよ。
「そこまでするか」と笑える場面は多々あるけれど、経験に裏打ちされた票獲得のための技術と、組織総体の候補者を勝たせる執念は、決して侮れません。ただ投票に行くだけの人間には絶対わからないでしょう。
そしてこれが、長らく日本の政治権力構造を形成してきた根底のプロセスなのです。
「多数派」獲得のための経験・方法の集積が示されているという点で、これは日本社会の縮図ともいえます。
世界で広く公開されたら、これは「日本」理解の非常によい作品になると思いますよ。皮肉ではなくて。
えっと、それから「コマンダンテ」も観に行っちゃったんだけど、これはキューバ史にある程度なじんでいないと、少し厳しいかも。
毎回選挙の時期になると見られる、見慣れたおなじみの光景が、映画スクリーンの枠に入って英語の字幕がつくだけでこんなにも可笑しくなるものか!と感心してしまったものです。
しかしこの映画に笑うとき、多分、こんなシロモノを「日常」として(それこそ「しょうがない」ものとして)やり過ごしている私たち自身を、同時に笑っているのでしょう。